ダイハツジーノ 平成11年、走行距離200,000km超えのお車です。
車検にてご入庫頂いた際、左ハンドルラックブーツ(ハンドルを動かしたときに前輪を左右に曲げるために作動している部品のカバー)の破損を発見いたしました。
このままでは、車検の合格基準に未達。また、ハンドルラックブーツの損傷は走行の危険も伴う為、修理・交換の作業を行いました。
車のハンドル操作によってタイロット(操舵輪を左右に動かすためのロッド)が動き、車の方向転換ができるるようになっています。ハンドルを操作する度にジョイントの部分が動くため、普通に乗っているだけでも年数が経過することで徐々に磨耗が進んでいきます。磨耗がひどくなるとハンドルの操作時にガタが現れたり、ゴムブーツが破れ,グリス漏れ・異物の混入・水によるサビが発生します。破れたまま走行を続けると関節に雨や汚れが付着して痛め、最悪の場合ジョイントが破損し、ステアリング操作ができなくなる可能性もあり非常に危険な状態になってしまいます。
またガタの大小関係なく、ゴムブーツが破れている場合は車検に合格しません。
【参考費用】
左ハンドルラックブーツ修理工賃(車検時):15,620円
交換部品 一式:4,444円
合計:20,064円
※2022年8月の価格です(車種によって値段は変わります)
今回は右側は破損なし、車検の合格基準に達していたため、左側のブーツのみ交換となりました。